洗面ボウルと蛇口のバランスの良い選び方
水回り製品は、毎日使うからこそ使い勝手が良いものを選びたいですね。
蛇口のお水が出る位置(出幅×高さ)のことを「吐水位置」と呼びますが、洗面ボウルと蛇口の組合わせを検証する上では、この吐水位置が重要な数値となってきます。
水栓の出幅
小型の手洗い器の場合( ~φ300mm )
φ300mm程度のトイレなどで使用する手洗い器の場合、水の落ちる位置は水色の範囲(75~150mm 端から1/2付近~中央まで)付近に落ちるのが望ましいです。
中央の排水穴を超えるようだと、手が入れづらかったり圧迫感を感じ、75mmより奥側に落ちるようだと手洗いが窮屈になったり、手洗い器の外側に水がハネたりといった事が考えられます。
中・大型の洗面ボウルの場合 (φ400mm~)
奥行きが400mmを超えるような洗面ボールの場合、水の落ちる位置は水色の範囲(100mm~132mm 端から1/2付近~2/3付近まで)付近に落ちるのが望ましいです。中央付近までスパウト(吐水パイプ)がのびてくると、洗顔などの際にスパウトが邪魔になったり、100mmより奥側だと手洗いなどが窮屈になり、使用感があまり良くありません。
水栓外付け洗面ボウルと蛇口の設置位置
水栓外付けタイプの洗面ボウルに蛇口を設置する場合は、水栓の外寸から洗面ボウルの縁までを、おおよそ20mm程度離して、蛇口の吐水部の出幅が洗面ボールや手洗い器のどのあたりにくるかを計算すると、比較的見た目も使い勝手もバランスの良い選び方ができます。
水栓の位置は、スペースや設置場所に制限がなければ前後してかまいませんので、吐水パイプが短い場合は洗面ボウルにできるだけ近づけ、逆に長すぎる場合は洗面ボウルから離して設置することで、吐水位置を調整することができます。
上記は、あくまでも大まかな設置の目安です。
まずは難しく考えずにお好みのデザインの商品を選んでみて、吐水位置に問題ないか、販売店や取付業者さんに相談しながらお選びくださいね。
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