給排水の方向「壁」or「床」
水は、床下や壁の中に埋め込まれている配管を通って、蛇口に供給されます。蛇口から出た水もまた、床下や壁の中の配管を通って排水されます。
給水・排水の配管は、お家や店舗によって異なり、給排水の方向によって、設置に必要な部材が異なります。給排水それぞれの配管が通っているのが「床下」なのか「壁面」なのか、配管部材を購入する前にあらかじめ確認しておきましょう。
給水金具や排水金具については、こちらの記事もご参照ください。
給水部材(止水栓・給水管)の選び方
排水部材(排水金具・排水トラップ管)の選び方
給排水の方向は組合わせパターンが主に3タイプあります。
給水も排水も、床(床給水×床排水)
給水、排水のいずれも床下に配管が通っている場合は、「床給水・床排水」です。給水・排水いずれの配管も見えている状態なので、施工やその後の管理・メンテナンスがしやすいのが特徴です。近年増えてきたタイプです。
給水は壁、排水は床(壁給水×床排水)
壁面配管から給水して床に排水する場合は、「壁給水×床排水」です。給水に不具合が生じた場合は壁をはがす必要があります。従来の日本の住宅で最も採用されていた施工方法です。リフォームやリノベーションで以前の配管位置を変えずにそのまま使用する場合などはこのタイプであることが多いようです。
給水も排水も、壁(壁給水×壁排水)
給水・排水いずれも壁に配管してある場合は「壁給水×壁排水」です。施工・メンテナンスともに面倒ですが、床がスッキリして掃除もしやすいので、店舗やホテルなど公共の場所で多用されるタイプです。
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補足
ご紹介した3パターンの給排水の方向は、日本の一般的な住宅で採用されている施工方法です。設計士さんや施工業者さんにご相談・ご確認くださいね。
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